給与支払報告書をどこに出せばいいのか、年が明けてから初めて調べると少し手間取りますよね。事業所のある場所ではなく、従業員が住んでいる市区町村に出すという仕組みなので、慣れるまでは迷いやすいところです。
チガサキテラスのエリア担当ライター、セイジです。わたし自身、院で従業員を雇った最初の年末、提出先の考え方をきちんと整理できておらず、市役所に電話で確認してようやく動けました。そのときの経験をもとに、茅ヶ崎市への提出を中心に整理します。
提出先がどこになるか、紙と電子でどう違うか、期限前に見ておきたいことをまとめました。
提出先は事業所ではなく従業員の住所地
給与支払報告書は、給与を支払った事業主が、従業員の住む市区町村に提出するものです。自分の事業所がどこにあるかは関係ありません。
判断の基準になるのは、その年の1月1日時点での従業員の住所地。これが基準日になる仕組みです。
茅ヶ崎市役所に出すのはどんなケース
提出先が茅ヶ崎市役所になるのは、その年の1月1日現在、茅ヶ崎市に住民登録がある従業員の分です。茅ヶ崎市の公式情報では、提出先は市民部 市民税課(市役所本庁舎2階)と明記されています。
従業員が複数の市区町村に住んでいる場合は、それぞれの住所地の自治体に分けて提出することになります。茅ヶ崎市分だけを市民税課に出し、他の市の分は別途各自治体へ。先にここを整理しておくと、書類の仕分けがしやすくなります。
提出期限は原則1月31日、今年度は2月2日
提出期限は法令上、毎年1月31日です。ただし、31日が土日祝日に当たる年は翌営業日になります。令和8年度(令和7年分)の期限は令和8年2月2日(月曜日)でした。
年によって日付が変わるので、毎年茅ヶ崎市の公式ページで確認するのが確実です。
総括表と個人別明細書の役割の違い
給与支払報告書は2種類の書類で構成されています。
- 個人別明細書
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従業員一人ひとりの年間給与額などを記載する書類。源泉徴収票と同じ項目で作成します。
- 総括表
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個人別明細書の表紙にあたる書類。提出枚数や事業所情報をまとめたもの。
令和5年度分から、提出枚数は1人につき各1枚に変更されています。以前は複数枚を出していた場合でも、今は各1枚で問題ありません。
特別徴収と普通徴収で書類の構成が変わる
住民税の徴収方法には特別徴収と普通徴収の2種類があります。
- 特別徴収
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事業主が毎月の給与から住民税を差し引いて自治体に納める方法。
- 普通徴収
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従業員が自分で自治体から届く納税通知書を使って納める方法。
普通徴収に切り替える従業員がいる場合、総括表のほかに普通徴収切替理由書(兼仕切紙)も必要になります。紙で提出するときは書類の順番も決まっているので、後述の提出手順で確認してみてください。
紙で提出するときに見ておきたいこと
紙で提出する場合、書類の重ね順が決まっています。茅ヶ崎市の公式ページに記載されている順番は次の通りです。
書類全体の表紙になります。
特別徴収に該当する従業員の分です。
普通徴収の方がいる場合のみ。いない場合は不要です。
ホチキス留めは禁止。クリップ等でとめます。
ホチキス留めが禁止されている点は見落としやすいです。クリップで留めて提出しましょう。
電子で提出するときに見ておきたいこと
電子提出の方法は、eLTAX(エルタックス)と光ディスクの2種類があります。eLTAXは自治体への電子申告サービスで、インターネット経由で複数の市区町村へ同時に送ることができます。
事前にeLTAXの利用登録が必要なので、初めて使う場合は期限に余裕をもって準備しておくほうが安心です。登録の手順は eLTAX 公式サイトで確認できます。

eLTAXなら複数の自治体にまとめて出せるので手間が減りますよ
宛先と送付方法の見落としやすい点
郵送で提出する場合、宛先は茅ヶ崎市役所の市民税課です。住所は〒253-8686 茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目1番1号で、電話番号は0467-81-7139です。
迷いやすいのが、税務署への提出書類(源泉徴収票など)と混同するケース。給与支払報告書は市区町村への書類で、税務署宛ではありません。別の封筒・別のタイミングで動くものと考えておくと混乱しにくいと感じています。
退職者がいる場合の提出先の考え方
年の途中で退職した従業員がいる場合、提出先は退職日時点の住所地の市区町村です。1月1日現在の基準とは異なるので、ここは混同しないように注意が必要です。
退職後の住所が不明な場合は、退職時の住所地の市区町村に提出するよう、茅ヶ崎市の公式ページに記載されています。
提出後に異動があった場合にやること
給与支払報告書を提出した後、4月1日までに退職・休職などで給与の支払いがなくなった場合は、給与支払報告書に係る給与所得者異動届出書を市民税課に提出します。
令和8年度分の場合、提出期限は令和8年4月15日(水曜日)です。提出した後で状況が変わることもあるので、この手続きの存在だけでも先に確認しておくと動きやすいです。
公式情報の確認先と様式の入手方法
茅ヶ崎市の給与支払報告書に関する情報は、市のホームページ「市民税関係」のページから確認できます。様式もそこからダウンロードできます。
- 総括表の様式(茅ヶ崎市公式サイト)
- 個人別明細書の書き方(国税庁ホームページ)
- eLTAX 利用方法(eLTAX 公式サイト)
- 異動届出書の様式(茅ヶ崎市公式サイト)
年末調整関係の書類は茅ヶ崎市役所では配布していません。藤沢税務署か国税庁のホームページで入手できます。給与支払報告書とは窓口が別なので、必要なものを事前に確認しておくと当日に困りません。
迷ったときにわたしが最初に確認すること
茅ヶ崎市在住の整体院院長として、わたしも年末年始の事務処理を毎年自分でやっています。今の時期に一度だけ、市の公式ページを開いて今年の期限と提出先を確認するのが習慣になりました。
従業員の住所が変わっていないか、退職者がいないかを確認してから書類を仕分けるほうが、後で送り直すより結果的に楽です。自分なら従業員リストを一人ずつ確認するところから始めます。
今日、茅ヶ崎市の市民税課のページを一度だけ開いて、今年の提出期限と宛先をメモしておくだけで、年末年始の事務がだいぶ落ち着いた気持ちで進められます。書類を揃えるより先に、「いつまでに」「どこへ」だけを確認しておく。それだけで十分なスタートになると思っていますので、ぜひ試してみてくださいね。












