ランドセルに直接使える補助があるのか、それとも別の制度を探すべきなのか。入学準備の出費が重なる時期に、そこから調べ始めようとすると、どこに何があるのか分かりにくいですよね。
茅ヶ崎の地域情報メディア『チガサキテラス』のエリア担当ライター、セイジです。わたしも子どもが入学前の時期に、同じことを気にして市の窓口に問い合わせたことがあります。手当たり次第に検索するより、先に「どの制度名で探せばいいか」を知っておくと動きやすいです。
ここでは、茅ヶ崎市で入学前後に確認したい支援の仕組みを、ランドセル補助として探しがちな方向けに整理します。小1入学前の家庭と、小6で中学入学を控える家庭では、見るべき費目が少し違います。申請の窓口や時期についても、確認しやすい順番でお伝えします。
また、就学援助は申請してすぐにお金が受け取れる制度ではありません。ランドセルや学用品を先に購入する場合は、いったん家庭で費用を立て替える前提で考えておく必要があります。
ランドセル補助として探すときに知っておくこと
まず押さえておきたいのは、確認する限り、茅ヶ崎市には「ランドセル専用の補助制度」として単独で案内されている制度は見当たらないという点です。
ランドセル代そのものを直接補助する制度として探すより、入学準備にかかる費用の一部を援助する「就学援助制度」を確認するほうが近道です。名前だけで探すと見落としやすい制度なので、まずここを確認しておくと迷いが減ります。
就学援助とはどんな制度なのか
就学援助は、経済的な理由で就学が難しい世帯に対して、学校にかかる費用の一部を援助する制度です。茅ヶ崎市では、市立小中学校に通う児童生徒の保護者が対象とされています。
援助の対象になる費目には、学用品費・通学用品費・修学旅行費・学校給食費(中学生のみ)などがあります。入学に関係する費目として「新入学学用品費」と「入学準備金」も案内されています。
入学準備費として出る二つの費目の違い
入学に関連する費目は二種類あり、対象となる学年や認定日の見方が少し違います。
- 新入学学用品費(小1・中1)
-
4月1日付で認定を受けた方が対象です。入学した年度に支給される費目です。
- 入学準備金(小6対象)
-
翌年度の中学入学を見越して、11月末時点で認定を受けている小6の方が対象です。
前年度に入学準備金を受け取っている場合は、新入学学用品費は対象外になります。両方を同じ制度と思い込んでいると、手続きの時期を見落としやすいので、子どもの学年に合わせて確認するのが確実です。
対象になりやすい世帯の所得の目安
就学援助の対象は「要保護」と「準要保護」の二つに分かれます。生活保護を受給している世帯が要保護、それ以外で一定の条件を満たし、生活保護受給者に準ずる程度に困窮している世帯が準要保護です。
| 世帯人員 | 年間所得額の目安(上限) |
|---|---|
| 2人 | 270万円前後 |
| 3人 | 375万円前後 |
| 4人 | 425万円前後 |
| 5人 | 465万円前後 |
所得額は世帯員全員の合算で判断されます。年間所得とは、源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」や、確定申告書の「所得金額等の合計」が目安になります。
ただし、この表はあくまで目安です。世帯員の年齢や住まいの状況などによって基準が変わり、目安内でも否認定になる場合があります。申請前に、茅ヶ崎市の公式ページや学務課で確認しておくと安心です。
申請理由として認められる主なケース
所得の数字だけでなく、申請理由によっても対象かどうかが変わります。特に迷いやすいのが、「児童手当」と「児童扶養手当」の違いです。
- 生活保護を受給中、または停止・廃止された
- 世帯員全員の市民税が非課税
- 児童扶養手当(ひとり親のための手当)を受給中
- 国民健康保険料の減免または徴収猶予を受けた
- 生活福祉資金の貸付を受けた
- その他、経済的理由で就学困難な事情がある
「児童手当」と「児童扶養手当」は名前が似ていますが別の制度です。児童扶養手当はひとり親のための手当で、こちらが申請理由の一つとして案内されています。一般的な児童手当とは異なるため、ここは間違えないように確認しておきたいところです。
申請時期を見落としやすい理由
迷いやすいのが、申請のタイミングです。4月1日付の認定を受けるには、令和8年度は紙申請が5月29日、電子申請が5月31日までと案内されています。
この期限を過ぎても申請自体は受け付けられますが、申請書を提出した日によって認定日が決まり、支給される金額や費目が変わります。新入学学用品費は4月1日付認定が条件、入学準備金は11月末時点で認定を受けていることが条件です。
「新学期が落ち着いてから」と後回しにしていると、気づいたときには希望していた費目の対象時期を過ぎていた、ということもありえます。入学前後の費用が気になる場合は、早めに公式ページで締め切りを確認しておくと安心です。
学校と市窓口、どちらへ行けばいいか
紙の申請書は、茅ヶ崎市公式ホームページ、各学校、教育委員会学務課窓口で入手できます。提出先は、お子さんの在籍学校、または茅ヶ崎市役所分庁舎3階にある教育委員会学務課です。

学校でもらった案内を手元に置いておくと、提出先や締め切りを確認しやすいです
学務課の受付は、祝日を除く平日8時30分~17時15分です。電子申請ならスマートフォンからも手続きできますが、本人確認書類(運転免許証など)の準備が必要です。
現金ではなく後払いで戻ってくる仕組み
就学援助は、ランドセルを買う前に現金が先に出る仕組みではありません。まず保護者が学校へ学用品費などを支払い、その後、援助費が支給される流れです。
支給は年3回(9月末・1月末・3月末)の予定とされています。ただし、学校からの報告に基づく支給処理の都合で、支給時期が変わる場合があります。
入学前に「補助があるから先に買おう」と考える場合でも、費用の立て替えが必要になる点は先に知っておきたいところです。家計の見通しを立てるときは、支給時期まで含めて確認しておくと準備しやすくなります。
よく混乱しやすい制度の呼び方について
「入学準備金」と検索すると、国や県、他の自治体の別制度が出てくることがあります。茅ヶ崎市の就学援助内にある「入学準備金」は、小6のお子さんが翌年度の中学入学に備えるための費目です。小1の入学時に関係する新入学学用品費とは別に確認する必要があります。
一般的に「入学準備金」という言葉は複数の意味で使われているため、検索結果だけで判断しないほうが確認漏れを防げます。
うまくいかない探し方と一歩早い確認方法
「ランドセル 補助金」と検索して出てくるのは、まとめサイトや他の自治体の情報が多く、茅ヶ崎市の制度には直接たどり着きにくいことがあります。
市公式の制度ページから、令和8年度の情報や申請書PDFを確認できます。
小1・中1なら新入学学用品費、小6なら入学準備金。学年ごとに見る費目が変わります。
在籍校または市役所分庁舎3階の学務課で確認できます。電子申請も利用できます。
わたし自身は、まず学校の先生に「補助の相談ができる窓口を教えてほしい」と一言伝えると話が早かったです。学校経由だと、案内や申請書を確認しやすい場合もあります。
公式情報を確認するときの注意点
就学援助の制度は年度ごとに内容が更新されます。所得の目安や申請期間、対象費目は毎年変わる可能性があるため、前の年の情報だけで判断しないことが大切です。
- 茅ヶ崎市公式サイト「就学援助制度」ページ
- 教育委員会 学務課
- 在籍する小学校・中学校の窓口
問い合わせる前に、子どもの学年・世帯人数・大まかな所得の見当をメモしておくと話がスムーズです。電話番号や受付時間は変わる可能性があるため、連絡前に市の公式ページで確認しておきましょう。
気になったら、まず一つだけ確認してみる
入学準備の費用が重なる時期に、制度の全体を一度に把握しようとすると疲れます。まずは「うちの子の学年だと、どの費目が対象になりそうか」という一点だけ、茅ヶ崎市の公式ページで確認するだけでも気持ちが少し楽になると思います。
後払いの仕組みなので、入学後すぐにお金が戻るわけではありません。それでも、申請しておくことで数か月後の家計の負担が変わる可能性があります。わたしも子どもの入学前に一度調べておいてよかったと感じています。
時間のあるときに、市の公式サイトで申請書のPDFや電子申請の案内を開いてみるだけでも十分です。必要なものが分かったら、学校か学務課窓口に確認する。そのくらいの一歩から始めてみてくださいね。












