「難病申請をしないといけないらしい」と言われて、何から始めていいか分からないまま検索した、という方は少なくないと思います。制度名は聞いたことがあるけれど、窓口はどこか、何を用意すればいいか、そもそも自分が対象かどうかもよく分からない。
地域情報メディア『チガサキテラス』のエリア担当ライター、セイジです。茅ヶ崎市内を歩いたり車で動いたりしながら、地域の制度や窓口の情報を調べています。今回は難病申請について、わたしが最初に気になった点を軸に整理しました。
窓口の場所・新規と更新の違い・臨床調査個人票(診断書にあたる書類)の役割・受給者証の扱い、この順番で見ていきます。
※制度内容や必要書類は変更される場合があります。申請前には最新の公式情報も確認してください。
難病申請でまず確認したい制度の名前
「難病申請」という言葉は日常でよく使われますが、正式には特定医療費(指定難病)支給認定申請といいます。難病法(正式名:難病の患者に対する医療等に関する法律)に基づく制度で、国が定める指定難病に罹患している方の医療費の一部を助成するものです。
制度の名前が分かっていると、市や県のサイトで検索したときに情報が見つかりやすくなります。窓口に電話するときも話が進めやすいです。
指定難病との関係で先に知っておきたいこと
「難病」と「指定難病」は、似ているようで少し違います。指定難病とは、厚生労働大臣が定める疾病のうち、認定基準が設けられているものを指します。令和7年4月時点では348疾患が対象です。
自分の病名が対象かどうかは、難病情報センター(国の公式サイト)で疾患名から確認できます。ただし、対象かどうかの最終判断は主治医への確認が前提です。「リストにあるから必ず認定される」という話ではなく、重症度の認定基準を満たしているかどうかが審査されます。
茅ヶ崎市でどこに相談・申請するか
茅ヶ崎市に住んでいる場合、申請の窓口は茅ヶ崎市保健所 保健予防課です。住所は茅ヶ崎市茅ヶ崎1-8-7、電話は0467-38-3315です。市役所の本庁舎ではないので、はじめて行く方は場所を事前に確認しておくと動きやすいです。
「市役所に行けばいい」と思っていたら保健所だった、ということがあります。わたしも最初はそこで一度止まりました。茅ヶ崎市の場合は市が保健所を設置しているので、申請の受け付けから書類の転送まで保健予防課が窓口になっています。
審査そのものは神奈川県(がん・疾病対策課難病対策グループ)が行います。窓口への提出か、県への郵送かのどちらかで手続きが進む仕組みです。
新規申請と更新申請で変わる点
新規申請は、はじめて受給者証を取得するときの手続きです。更新は、有効期間(原則として毎年9月30日が終了日)が近づいたときに行う手続きで、対象の方には毎年6月上旬ごろ、神奈川県から更新案内が送付されます。
どちらも臨床調査個人票(主治医が記入する診断書)が必要という点は同じです。ただし、令和7年4月以降の更新申請では、診断基準の記入が一部省略できる場合があるなど、様式の扱いが変わっています。主治医に依頼する前に、最新の様式を神奈川県のページから確認しておくと安心です。
臨床調査個人票でよく迷う場面
臨床調査個人票は、難病指定医(都道府県が指定した医師)にしか記入できません。主治医が難病指定医かどうかは、かかっている医療機関で確認するか、神奈川県のサイトから検索できます。
また、令和6年4月に様式が改正されています。古い様式を使って書いてもらった場合、受付時に差し替えが必要になる可能性もあるため、依頼する前に最新版を神奈川県のページから確認しておくと安心です。

様式が変わっていることを知らずに古い書類を持参してしまった、というケースもあります
保健所が関わる場面はどこか
茅ヶ崎市の場合、保健所(保健予防課)は申請書類の受付と、神奈川県への書類転送を担っています。申請の相談も保健所で受け付けています。「どの書類が足りないか」「記入欄の意味が分からない」といった初歩的な確認も、まず保健予防課に問い合わせると進めやすいです。
自分なら、ざっとリストを見て「これは何のことだろう」と気になった書類から電話で聞くようにしています。一度で全部聞こうとするより、気になる点だけ先に聞く方が話がスムーズです。
受給者証が届いたあとで見ておきたいこと
申請が認定されると、特定医療費(指定難病)医療受給者証が届きます。この受給者証には、自己負担上限月額・有効期間・対象疾患名・指定医療機関での利用条件などが記載されています。
受給者証を使える医療機関は「指定医療機関」に限られます。かかりつけ医やよく行く調剤薬局が指定医療機関かどうか、受給者証が届いたタイミングで確認しておくと、次の受診のときに慌てずに済みます。
医療費助成の対象になるまでの流れ
申請から受給者証の交付まで、一定の時間がかかります。申請した日にすぐ助成が始まるわけではないことは、頭に入れておくと良いです。
難病指定医かどうか、最新の様式かどうかを事前に確認します。
窓口への持参か、神奈川県への郵送で提出します。
審査状況に関する問い合わせは県(がん・疾病対策課)へ。
届いたら有効期間・上限月額・対象疾患を確認します。
令和5年10月以降は、指定医が重症度分類を満たすと診断した日まで遡って助成開始日を設定できる仕組みになっています。詳細は申請時に保健予防課か神奈川県の公式ページで確認してください。
必要書類で迷いやすい書類の確認方法
マイナンバーを申請書に記載するかどうかで、提出書類の種類が変わります。マイナンバーを記載すれば保険証関連書類や住民票などの一部を省略できる場合があります。記載しない場合は、健康保険の資格情報・住民票・課税状況の確認書類などが必要です。
- どちらにも必要な書類
-
申請書・臨床調査個人票(難病指定医の記載から6か月以内のもの)
- マイナンバーを記載しない場合に追加
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保険資格の確認書類・住民票・市町村民税の課税状況の確認書類
書類の正確なリストは「指定難病のしおり」(神奈川県公式PDF)に記載されています。窓口でも配布しているので、1部もらっておくと手元で確認しやすいです。
公式情報の確認先をどこに絞るか
難病申請に関する情報は、まとめサイトや古いブログ記事が上位に出やすいです。制度改正が続いているので、内容が古くなっているものも少なくありません。
- 茅ヶ崎市公式サイト(指定難病医療費助成制度)
- 神奈川県公式サイト(指定難病医療費助成制度)
- 難病情報センター(国の公式サイト)
- 茅ヶ崎市保健所 保健予防課への電話相談
自分がよく使うのは、茅ヶ崎市のページを起点にして、詳細は神奈川県のページへ飛ぶ順番です。市のページに「詳しくは県へ」という案内が書かれていることが多いので、それをたどるだけでも公式情報にたどり着きやすくなります。
申請前に確認しておきたい注意点
見落としやすいのが、臨床調査個人票の有効期限です。記載日から6か月以内のものが必要とされているため、主治医に書いてもらってから申請まで時間をかけすぎると、再度確認や書き直しが必要になる場合があります。
また、助成の対象になるのは指定医療機関での受診・調剤に限られます。かかっている病院や薬局が指定を受けているかどうかは、神奈川県のサイトから確認できます。
更新申請には受付期限があります。令和7年度は9月30日が締め切りでした。受付期間や締切日は年度によって変更される可能性があるため、更新案内や最新の公式情報を確認しておくと安心です。
難病申請で迷ったとき、わたしならまずここから
書類を全部そろえてから動こうとすると、どこから手をつければいいか分からなくなりがちです。今日できる一歩として、茅ヶ崎市保健所 保健予防課(0467-38-3315)に電話して、「新規申請を考えているが、どんな書類が必要か確認したい」と一言聞いてみるだけでも、頭の中を整理しやすくなります。
電話が難しければ、神奈川県の「指定難病のしおり」を一度見てみるだけでも十分です。自分の疾患に必要な書類がどれかを確認しながら、「まず何を主治医にお願いするか」をメモに残しておく。それだけでも次の受診が進めやすくなります。
難病申請は確かに分かりにくい制度ですが、相談できる窓口はあります。一人で全部解決しようとせず、まずは保健所の場所や必要書類を確認するところから始めてみてください。次の受診や相談のときにも動きやすくなるはずです。












