【茅ヶ崎市】福祉避難所とは?対象者・一般避難所との違い

「福祉避難所」という名前は聞いたことがあっても、いざ家族の避難先を考えようとすると、どこへ行けばいいのか、そもそも誰が対象なのか、すぐに答えが出てこないですよね。

地域情報メディア『チガサキテラス』でエリア担当ライターをしているセイジです。茅ヶ崎市在住で、わたし自身も妻と子ども3人の5人家族で暮らしています。防災の話になると、いつも「うちは大丈夫か」とつい考えてしまいます。

この記事では、福祉避難所の基本的な仕組み、一般避難所との関係、茅ヶ崎市での備え方の考え方を順に整理します。災害時の開設状況や対象者の判断は変わるため、実際に備えるときは茅ヶ崎市の公式情報もあわせて確認してください。

目次

福祉避難所とはどういう場所か

福祉避難所とは、高齢者・障害者・乳幼児・妊産婦・病弱者など、一般の避難所での生活に特別な配慮が必要な方のために設けられる避難所です。

バリアフリーへの配慮や、相談・支援を受けられる体制などが求められる場所で、内閣府のガイドラインでも、一般の避難所での生活に特別な配慮を要する方の受け入れ先として整理されています。

一般避難所と何が違うのか

一般の指定避難所は、主に小中学校の体育館などが使われます。多くの方が一緒に過ごす広い空間で、災害の状況によっては、バリアフリー対応や個別の介助体制が十分ではない場合もあります。

一般避難所

主に小中学校・公民館など。災害時に広く開設され、多くの方が対象になります。

福祉避難所

要配慮者向けに配慮された施設。開設や受け入れは、市が災害状況や必要性を見て判断します。

大きな違いは「誰でも自由に入れる場所かどうか」です。福祉避難所は、原則として一般の方が自由に直接避難する場所ではありません。対象者かどうかや受け入れ体制を確認したうえで、必要に応じて案内される場所と考えておくと分かりやすいです。

福祉避難所が開設される場面と平時の動き

福祉避難所は、災害発生と同時に自動的に開くとは限りません。一般避難所などで要配慮者の状況を確認し、必要と判断された場合に開設や受け入れ調整が進む流れが基本です。

茅ヶ崎市でも、災害の規模や避難所の状況を見ながら開設が判断されます。発災直後から必ず使える場所として考えるより、まずは自宅で安全を確保できるか、近くの一般避難所に行く必要があるか、そのうえで配慮が必要な場合にどう相談するかを整理しておくことが大切です。

誰が対象になりやすいか

対象として想定されるのは、一般の避難所での生活に特別な配慮が必要な方と、その支援に関わる家族などです。具体的には次のような方が含まれることがあります。

  • 高齢者、特に一人暮らしや介護が必要な方
  • 障害のある方
  • 妊産婦・乳幼児
  • 難病患者・在宅酸素使用者など、医療面の配慮が必要な方
  • 病弱者・傷病者

ただし、「対象かどうか」は本人や家族の自己判断だけで確定するものではありません。災害時の状況や施設の受け入れ体制も関係します。心配な家族がいる場合は、平時のうちに市の防災担当窓口や福祉担当窓口へ相談しておくと、当日の動きが少し見えやすくなります。

事前登録は必要か、直接行けるのか

迷いやすいのが「事前に登録が必要か」という点です。福祉避難所そのものに自由に登録しておくというより、平時から「避難行動要支援者名簿」への登録や「個別避難計画」の作成といった仕組みがあります。

茅ヶ崎市でも、避難行動要支援者名簿や個別避難計画に関する取り組みが進められています。名簿への登録状況や個別避難計画の有無によって、災害時の支援や連絡の入り方が変わる可能性があります。自分や家族が対象かどうかは、市の防災担当窓口か福祉担当窓口に問い合わせて確認するのが確実です。

茅ヶ崎市の防災情報で見ておきたい場所

茅ヶ崎市の公式サイトには、避難所情報や2次避難所一覧、地域防災計画などの情報が掲載されています。2次避難所には、協定先の福祉施設などが含まれる場合があります。

ただし、具体的にどの施設が開設されるか、誰を受け入れるかは災害の状況によって変わります。確認先としては、茅ヶ崎市くらし安心部防災対策課などがあります。電話番号や担当部署は変更される可能性もあるため、市公式サイトで最新情報を確認してください。

個別避難計画との関係を知っておく

個別避難計画とは、要支援者が「どの経路でどこへ避難するか」「誰が支援するか」「どんな配慮が必要か」をあらかじめ整理しておく計画です。本人・家族・支援者が一緒に動けるように準備するもので、福祉避難所への避難を考えるうえでも関係してきます。

わたしがこの仕組みを知ったのは、ご近所の方に「名簿に登録したけど何も変わらない」という話を聞いてからでした。登録だけで止まっていると、計画の中身まで確認できていないことがあります。名簿登録済みでも、個別避難計画が作られているか、家族が内容を把握しているかを一度確認しておく価値があります。

家族で話し合っておきたいこと

子どもや高齢の家族がいると、「一般避難所で過ごすのが難しい」という場面は確かにあります。ただ、最初から福祉避難所だけを頼りにするより、自宅で安全に過ごせるか、近くの一般避難所へ行くか、配慮が必要な場合にどこへ相談するかを分けて考えておくほうが現実的です。

家族で話し合っておきたいのは、誰がどこへ避難するか・誰が支援の中心になるか・地域のサポートをどこまで頼れるか、この3点。災害が起きてから初めて考えるより、平時に少し整理しておくと動きやすいと感じています。

よくある勘違いと見落としがちな点

「福祉避難所に登録さえしておけば安心」という考え方は、少し注意が必要です。福祉避難所は平時から自由に使える施設ではなく、災害時に市が開設し、必要性や受け入れ体制を確認したうえで案内される場所です。

名前だけ知っていても、当日の動き方を知らないと迷いやすいです

また「対象者なら必ず入れる」という保証もありません。開設規模や受け入れ数には限りがあり、災害直後の混乱期には思うように調整が進まないケースも考えられます。

向かないケースと注意しておきたいこと

特別養護老人ホームなどの施設に入所している方は、まず利用中の施設での対応が基本になる場合があります。福祉避難所の対象になるかどうかは、本人の状態や施設側の対応、市の判断によって変わります。

また、継続的な医療的処置が必要な方は、福祉避難所だけで対応できない場合があります。福祉避難所はあくまで「避難所での生活に特別な配慮が必要な方」を想定した場所です。医療機関への相談や移送が必要になる可能性がある方は、平時から主治医や市の担当窓口に確認しておくと安心です。

今日から使える公式情報の確認手順

STEP
茅ヶ崎市の避難所情報を確認する

市公式サイトで「避難所一覧」「2次避難所一覧」「地域防災計画」などを確認します。

STEP
名簿登録や個別計画を確認する

対象かもしれないと感じたら、市の防災担当か福祉担当窓口に問い合わせます。

STEP
家族で避難先と役割を話し合う

自宅で安全に過ごす場合、一般避難所へ向かう場合、配慮が必要な場合の相談先を家族内で共有します。

窓口への問い合わせは、茅ヶ崎市くらし安心部防災対策課などが案内先になります。内容によっては福祉担当部署と連携して案内されることもあるため、まずは市公式サイトで最新の担当課と電話番号を確認してみてください。

今日、まず一つだけやってみること

福祉避難所の仕組みを知ったうえで、今週末にでも家族と「もし一般避難所で過ごすのが難しい状況になったら」という話を短くしてみるだけでも、気持ちの準備が変わります。全部を決める必要はなく、「うちはまず近くの避難所を確認する」「配慮が必要なときの相談先をメモしておく」という小さな一歩から始めると無理がありません。

わたし自身、この記事を書くために茅ヶ崎市の防災情報を改めて調べてみて、「2次避難所の存在は知っていたけど、福祉避難所との違いは整理できていなかったな」と気づきました。知っているつもりでも、仕組みの流れまでは頭に入っていないことが多いと感じています。

市の公式サイトの防災ページを一度開いて、今の避難所情報と相談先をメモに残してみてください。家族の人数分だけ確認しておくと、いざというときに落ち着いて動きやすくなります。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「チガサキテラス」セイジ

茅ヶ崎市在住のセイジです。地域情報メディア『チガサキテラス』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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